ちひろさんは、英語コーチングを始めて1ヶ月過ぎた頃から、身の回りの状況が変わり、今までうまく進めてこれた英語の勉強をするのがとても難しくなってしまいました。
私の英語コーチング期間は3ヶ月ですが、クライアントさんの状況が変わり勉強できなくなる、ということは実は良くあります。
クライアントさんの調子が上がってきたぞ!成果が出そうだな!となった時に、大体事態は大きく変わります。
今回のセッションでは、身内の介護を手伝うことになり、勉強したいのに時間がとれない、というちひろさんの悩みに寄り添い、プランBを立てることを提案しました。
ちひろさんは、「プランBを決めておいて良かった!プランBを持つことで、勉強しやすくなった」と言います。
ちひろさんは、初めはどこから手を付けたら良いのか分からない・・・という状態でした。セッションをする度に私との信頼関係を築いてゆき、英語の勉強もゆっくりと確実なペースで増やしてきました。
フリーのクリエイターという職業柄、最初は勉強に集中しにくいライフスタイルでした。コロナ自粛をきっかけに、ライフスタイルを朝型に変え、インスタなども上手く取り入れて、1ヶ月後には午前中に2時間勉強することを継続できるようになっていました。
ライフスタイル改善のために、朝の軽い運動や、日中の瞑想なども取り入れて、ちひろさんはみるみる明るく健康的ななって来ていました。
プランAは午前中2時間を目標達成のために、ウィークリーで計画していた英語の勉強を行うことでした。
英語日記、英会話学習を順調にこなし、英会話のレッスンも楽しい!と感じることができるようになった頃、身内の方の入院や介護をきっかけに、ちひろさんの生活は大きく変わりました。
以前の私はこのようなクライアントさんの環境の変化を困ったこととして捉えていました。なんとかしてクライアントさんのモチベーションを上げよう!時間の使い方の効率化を考えさせよう!と必死になり、クライアントさんとの間に溝が出来てしまったこともありました。
新しく英語の勉強やコーチングを始めたことで、クライアントさんの生活が変わり、今までは顕在化していなかった課題が目にみえるように現れてくるのかな?と最近は思うようになりました。
ですので今は、ピンチはクライアントさんの変化の現れなんだ!と、歓迎できるようになりました。
そしてクライアントさんのこの課題は、私の課題だったと気がついたのです。私のコーチとしての課題がクライアントさんを通して顕在化しているものだと、思うようになりました。
今までは、「忙しくで勉強できない」「やる気が出ない」と言っているクライアントさんを励ましたり、説得したりしようとしていました。
クライアントさんを言葉で変えようとしていたんですが、上手くいくことは少なかったです。
しかし、今では、クライアントさんの様子の変化に気がついた時点で、コーチとしての自分自身の考え方や言動を振り返り、何かを変えることにしています。
すると、セッションでクライアントさんが相談してきた時に、「うん、うん」「そうなんですか〜」と聞いているだけで、クライアントさんが自ら答えを出そうとするようになりました。
たった3ヶ月のコーチング期間の間に、私のクライアントさんは、成長して、困難に出会い、それを克服して次のステップへ上がるという、成長するための王道を歩んでいたんだとわかったのです。
過去の私はコーチとして未熟だったため、クライアントさんの変化を歓迎することができませんでした。それまでに上手くやって来れた勉強法や既にたてた目標や計画を手放すことができずにいました。
クライアントさんが変化しようとしているのに、変化させないように、元の状態へ戻そうとしていたのです。
今ではクライアントさんの困ったことは、気づきのチャンスだと素直に喜べるようになりました。
ちひろさんは私の英語コーチングをこんなふうに言ってくれています。
「英語をきっかけとして、人生を向上させるライフコーチングをしてもらっていると感じる。湘南の雰囲気にマッチして爽やかだし、セッションを受けるたびに自分の気持ちが整う。もっとたくさんの人が弓削さんのコーチングを受ければ良いのに!勿体ない・・・」
コーチ冥利につきます。嬉しいかぎりです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ちひろさんとの体験セッションを動画にまとめています。こちらの動画は安田ちひろさん(クライアント)が編集してくれました。動画作成のお仕事の依頼は安田さんのホームページよりお願いします。